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「コロナんちゅ」と生きる。with COVID-19
琉球コラソン

ハンドボール王国沖縄県の
トップチーム

琉球コラソン

日本ハンドボールリーグ所属
沖縄県を本拠地とするハンドボールのクラブチーム
「コラソン=魂」を持ってプレーオフを目指す

本当に苦しいシーズン
だったが

活躍目覚ましいハンドボール男子日本代表「彗星ジャパン」、その歴代代表メンバーには多くの沖縄出身者が名を連ねる。ハンドボール王国沖縄……浦添市を中心に小学校チームも数多く、高校レベルでも全国上位の成績を収めている。その県内トップチームが「琉球コラソン」だ。2020年コロナ禍でのリーグ戦、何もかもが初めての体験だった。声が出せない、接触プレーを控えなければならない、そして観客席にファミリア(コラソンファンの愛称)がいない。選手らは異口同音に声をそろえる「ファミリアの前でプレーしたい」苦しいシーズンだからこそ得た気づきだ。

コラソン3年目で副将務める村田龍選手「去年の3倍はきつい練習」と疲労の中に充実感をのぞかせる。熱量を帯びるフィジカルトレーニング、きめ細かな戦術理解への共有は、シーズン開幕への期待を感じさせる。

今しかない、
名将起用のチャンス

ハードなシーズンだったからこそ、チームの方向性が「具体化」できた。その答えの一つが「新監督の起用」。韓国出身の黄慶泳(ファン・キョンヨン)監督。男子の韓国代表コーチや女子の日本代表監督などを歴任してきた名将だ。そのファン監督なら「ワンチーム」という理念を選手に落とし込めるのではと。「泥臭く粘り強く戦えるチームを作る」練習中も終始躍動し、激を飛ばすファン監督。シーズン前からメディアの関心も高く、沖縄ハンドボール界にとっても大きなインパクトだ。一方、先の見えないコロナ禍、新体制の構築にはリスクも伴う。「今しかチャンスはない」と石田孝一GMの言葉は熱を持ち、「沖縄から世界」を目指す意思は強い。

絶えず鳴り響くファン新監督のホイッスル。都度、選手らは動きを止め、監督の元に集い耳を傾ける。戦術と練習意図の理解を徹底する。そして体現するまで何度も繰り返す。「きめ細かく丁寧」と選手らも信頼を置く。

コロナを言い訳にしない

「体育館が使えない」2020年コロナ禍の現実。当たり前が当たり前で無くなった。チームをけん引する東江太輝主将。年代別日本代表・海外でのプレーと経験豊富な東江選手ですら稀有な体験だったという。中でも一番苦しかったのはファミリアがいない事。ファン新監督の下「いいチーム作りができている」と手応え固く、プレーオフ出場でファミリアへの恩返しを誓う。1人でできる事、集まらなければできない事、昨シーズンで理解できた。だから「コロナのせいで」とは言わない。魂(コラソン)を込めて感謝の気持ちで戦いきる。

ハンドボール王国沖縄県の
トップチーム

琉球コラソン

〒901-2127
沖縄県浦添市屋富祖4-2-1 山城店舗1F

OPEN 13:00~20:00
(テイクアウト21:00

098-917-2347

HP

Photo:holy

Cording:Shinji Miyahira

Direction&Writing:Seike Ken

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